

私立大学が衰退している主な原因は、まず地方が見直され東京神話が崩れ去ったこと。次にいわゆるバブル経済が崩壊し、学費の安い国公立大学に受験生が集中したことなどが挙げられるでしょう。その他にも受験料が大幅に値上がりしたために、いわゆる「冷やかし」による大学受験が激減したことも見逃せません。何でもありの私立大学入試大半の私立大学が受験者を減らす中、逆に受験者を増やしている大学も存在します。それらの大学に共通するのは、入試科目の軽減、選抜方法の多様化、地方試験の導入と拡大など、なんらかの「入試改革」を実施している点です。今後、他の多くの私立大学でも生き残りをかけて、様々な企業努力を続けていくでしょう。
受験のとき、どこの塾を選ぶかということは重要なポイントだ。子供に合った塾を選ばないと、せっかくの受験勉強がうまくいかなくなる。塾を選ぶときには、いろいろな塾の情報を集めて、塾のレベル、カリキュラムの善し悪し、先生の教え方、塾の面倒見のよさ、ほかの生徒の様子などを総合的に検討してみよう。子供の性格もよく見極めておかなければいけない。賢さに憧れを持っていて、「自分も賢い子の仲間に入れた」ということを喜ぶような子なら、レベルの高い塾に入れるべきだ。あるいは、学校での成績が非常に良くて慢心しているような子なら、あえてレベルの高い塾に入れて、頭のいい子たちのなかで競わせるというショック療法も一つの手だろう。逆に、レベルの高い塾に行って周りのできる子たちを見て萎縮してしまう子や、できる子を見ると「ボクは頭が悪い」と思ってしまうような子なら、少しレベルを下げた塾や個別指導塾に通わせたほうがいい。
「それで、予備校はどうなるんだい」という声が聞こえてくる。「少子化によって危機に瀕している大学」を心配する前に、予備校はどうなるんだい。大学志願者と大学の定員がほぼ同じになった時に、その差を掠め取って生きてきた予備校のほうこそ大ピンチじゃないのかい」また、「全共闘世代の講師たちが、予備校に新風をもたらしたというのは、それはそれでいい。だが、彼らはもう五十代後半だぜ。老いたるスサノオノミコトじゃないか。予備校文化は彼らとともに、この世から消滅してしまうのじゃないのかい」という声も聞こえてくる。そうなのだ。予備校こそがいろいろな意味で正念場を迎えているのだ。もっとも少予化に関しては、どこの予備校もかつてほど浪人生のウェイトは大きくなく、本文でも紹介したように現役生のウェイトがぐんと高くなっている。予備校によっては、人数的には後者が前者を上回っているところもある。「ゆとりの教育課程」は学校の勉強だけでは難関大学入試を克服できない、と予備校の経営に追い風となっているのだ。